筆記試験を採用試験に導入している企業は年々減少してきています。
その理由は企業それぞれ色々な言い分があるようですが、今まで用いていた筆記試験そのものに意味がないのでは、という試験そのものの評価制度への信用性の低下が挙げられます。
信用性が低下してきている一方で、どのような方法で能力を評価すればいいのか、という問いにも答えなくてはいけませんでした。
欧米が雇用する際に用いる採用手法としてのインターンシップという、就業環境で実地試験をしてしまおうというメソッドを取り入れることにした企業も現れました。
しかしそのほとんどが外資系企業の日本法人であり、純粋な日本企業は、その手法をただ名目上真似ただけという粗末なものでした。
依然、インターンシップは企業側のプロパガンダとして用いられることとなり、従来の採用メソッドに取って代わるほどのものにはなっていません。
どの企業もまだ模索中とはいえ、明確な検証を行うことなく、評価制度をいじることが、どれほど危険かわかっているからこそ、長らく携えてきた採用手法を変更することを躊躇っているのです。
企業の採用活動はマーケティング合戦でもあります。
試験で就業能力を完全に評価することは可能かもしれませんが、企業自体が求めている能力が加速的に複雑になってきている以上、その複雑化する求める能力を完全に評価できる仕組を構築することに取り組んでも、その仕組を導入するころにはもう当時求めていたことは古くなってしまっています。
いたちごっこですが、常に変化する企業と取り巻く環境。
評価が企業を決めるというジレンマがありながらも、めげずに取り組む姿勢は、今の日本の企業にはもはやなくなってしまっているのでは、と思う昨今です。
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