それから早くも5年が経とうとしています。
こうしてまたアメリカに全く違う目的で来ることになるとは、全然考えてもいませんでした。
ましてや企業の採用担当としてなんて。

アメリカに行きだしたのは1998年の高校2年生(当時16歳)の時で、
そのころはもっと入国審査も甘く、年に何度も出入国を繰り返しても大したおとがめはありませんでした。
当時は野球選手として北米を巡っていました。
9・11のテロ以降、厳戒態勢が敷かれ、出入国審査もセキュリティチェックも相当厳しくなりました。
特に私のようなサラリーマンとしては奇抜なファッションスタイルをもつ人間は
まさしく恰好のカモとなります。(向こうはカモと思っているかは分かりませんが・・・)

今現在私は株式会社ワークスアプリケーションズという企業の新卒採用を担当していますが、日本国内での採用をインターンシップ経由のみと限定し、
年間3万人を超える応募を獲得しています。
BtoB企業であるがために大学生の企業認知度は非常に低く、
通常の採用手法を用いてもこれほどの応募の獲得は非常に難しかったであろうことを考えても、
インターンシップのブランディングは成功していると言えます。
しかし採用マーケットの拡大をしなければいけない一方で、
その拡大の道を阻害する”19日間の参加”という障害がありました。
日当1万円を支給しているので19万円もらえるというメリットがある反面、
就職活動時期に長期間拘束されてしまうというトレードオフ。
この障害によって参加をしてこない学生も当然多くいるわけで、
特に留学生は物理的に参加ができないことも問題視していました。
というよりも留学をして高いモチベーションマインドを持った学生を採用したいという個人的な思いもありました。
多様性を尊重する文化にあって、さらに多様な価値観を持った人材を取り入れたいという考えもあります。
そして何よりも採用市場が大きく違うことにも目を付けていました。
まずはその点から触れますと
・そもそもアメリカでの就職はほぼ不可能という事実を知らない
9・11以降、外国人のアメリカでの就労ビザの獲得が非常に困難になりました。
日本人留学生はアメリカでは当然外国人ですから、アメリカで働くには就労ビザが必要です。
学生が留学をする際にアメリカで就職をすることがどういうことかをよく調べずに(調べてもわからない場合もあります)、留学をして、いざ就職をしようと考えだして就職活動をし出して初めて就労ビザの問題を知る、というケースが多いのです。
自分は外国人なんだとアメリカに来て初めて思い知ります。
・就職活動を開始するのが卒業直前か卒業後
アメリカでは就職活動よりも勉学の方が重要とされます(まあ学生ですからその通りなんですけど)。
成績が悪いと退学もありうるアメリカでは、卒業するために精力を集中しています。
日本の学生の就職活動の開始時期は早い学生で3年生の夏くらい(卒業1年半前)から始めますから、準備期間がかなり違います。
そのため就職活動の準備期間が違うので、企業を探したり、自己分析をする時間も十分に取れていないんですね。
マニュアルに影響されていないという企業側にとってのメリットはありますが、採用という対企業との交渉においては学生は圧倒的不利になってしまいます。
・日本人留学生向けの就職情報の量が少ない、質が悪い
日本ではリクナビ、マイナビ、en、、、と企業情報を扱っているWEBサービスは数多くありますが、
日本人留学生向けの企業情報を扱っているWEBサービスは非常に少ないです。
そしてそのWEBサービスの質も良いとは言い難い状況にあります。
対象とな学生数が日本国内の学生と比較をしてもそう多くないところから、仕方ないことかもしれません。
そして周りがこぞって一斉に就職活動を始める日本国内の学生に対して、卒業時期がばらばらな留学生は周りが一斉に動き出す状況にないので、就職に対するモチベートも非常に難しくなります。
といった日本国内の採用市場とのマーケットの違いに気づき、採用における費用対効果が非常に高いマーケットであることに目をつけました。
そして私が主導で北米での採用活動を始めたのです。
そして9月21日にカリフォルニアに向かいます。
その続きは次回へ。
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